断熱効果が高い?!外壁塗装をガイナで行うメリットとデメリット
塗布するだけで断熱効果が上がるガイナ。ガイナの塗料の評判を聞くとよいことばかりでイマイチ信用できない。「デメリットはないのかな?」と不安になりますね。本記事では、外壁塗装をガイナで行うメリットとデメリットを解説いたします。事前にメリットとデメリットきちんと知ったうえで、判断することが大切です。
ガイナとは?
ガイナとは日進産業が開発した屋根、外壁用の遮熱塗料です。水系のシリコン樹脂塗料で樹脂の違いによるバリエーションはありません。遮熱効果が高い塗料ですが、省エネ効果、遮音、防音、結露対策などさまざまな効果がある事でも人気です。ロケットの塗料にも使用されていて最先端宇宙時術をもとに開発されています。
ガイナ塗装のメリット
ガイナ塗料は断熱、遮熱効果ある人気の塗料です。ガイナ塗料のメリットをご紹介します。
断熱効果
ガイナ塗料に含まれる中空ビーズは断熱効果があります。外壁や内壁に塗布することで塗膜が熱の移動を抑えます。
・冬は室内の熱が逃げにくく暖かい
・夏は熱が侵入しにくく熱がこもらない
ガイナ塗料を塗ったからといって劇的な効果があるわけではありません。熱の移動を抑制するので省エネにもつながります。
遮熱効果
外壁に使用することで遮熱効果を発揮します。紫外線を反射し、熱の発生を抑えるので外壁や屋根に長時間、日の光が当たっても高温になりにくいです。とくに白色のガイナ塗料は紫外線を90%反射させます。より効果を求めるのなら白に近い色がおすすめです。
防音、防音効果
ガイナを塗布した外壁の表面には特殊なセラミックビーズが密集しています。振動を分散させ外の不快な音を軽減する効果があります。完全にガイナだけでは防音はできません。窓などから入る音の影響の方が大きいためリフォームの際に防音目的でガイナ塗装を考えているのなら窓を二重にしたほうが、防音効果が高くなります。
防露効果
外壁に塗布することで余計な熱移動がなくなるため、結露防止にもつながります。結露発生は20%以下にすることも可能です。結露が起きにくい建物にしたい時にはおすすめかもしれませんね。
耐久性が高い
ガイナ塗料は特殊なセラミックとアクリルシリコン樹脂をハイブリットしています。耐久性が高く一般的な塗料と比べても2倍の耐久性があります。塗り替えのメンテナンスを考えると楽ですね。また、水性塗料なので独特のシンナー臭も少なく安全性も高いです。
汚れにくく、消臭効果がある
ガイナを内壁に塗布すると塗料の静電気の効果で臭いや汚れが付くのを防ぎます。また、塗布面はセラミックで覆われているので遠赤外線を放出します。赤外線が空気中の水分に当たるとマイナスイオンを発生ます。臭いが気にならず汚れにくいので部屋をよい状態に保ちます。
ガイナ塗装のデメリット
メリットが多いガイナ塗料ですが、デメリットもあります。
価格が高い
外壁塗装でよく使われるシリコン樹脂塗料と比較してもガイナは1.5倍から2倍ほど価格が高いです。外壁塗装工事に関しても数十万円以上は高くなります。また、フッ素樹脂塗料と同じくらいの価格で耐用年数も同等くらいです。価格を重視するのなら予算や条件、地域の気候なども考慮に入れて決める必要がありますね。
塗膜がフラットにならない、ツヤがない
外壁用の塗料にはツヤの度合いを選択できるものが多いです。しかし、ガイナはツヤ消しのみです。ツヤ消しの質感を好きな方はいいですが、ツヤがあったほうが汚れも付きにくく好みの方もいます。また、ガイナ塗装には中空ビーズが含まれているので塗膜がフラットではなく、ザラツキがあります。細かい凹凸ができてしまうのがほとんどです。ガイナはツヤ消ししかない、塗膜がフラットではないのを覚えておきましょう。
納期に時間がかかる
ガイナは納期に時間がかかります。塗料の使用期限が短いというデメリットもあり、白色で1週間ほど、着色しているカラーだともう少し時間がかかります。ガイナ塗料を使う際は色の打ち合わせを早く行い発注を急ぐ必要があります。
ガイナは無臭ではない
外壁用の塗料には多少なり臭いがあります。ガイナは水性の塗料なので比較的、臭いは少ないですが無臭なわけではありません。風通しのよくない場所だと2週間前後、臭いが残ることがあります。
汚れがつきやすい
ガイナの塗装面は少しザラツキがあります。土ほこりや雨だれなどの汚れが付きやすいです。土ほこりが舞いやすい環境にあるのなら汚れが付きやすいことは覚えておきましょう。放置しておくとコケやカビの発生にもつながり見た目も悪くなります。ガイナは塗装工事も割高になります。高いのに、汚れが付きやすい点はデメリットになりますね。
外壁塗装をガイナで行うメリットとデメリットを解説しました。省エネにもつながるガイナはメリットが多いです。しかし、デメリットも多く費用を気にしている方や、マメに掃除ができない方にとっては費用が高い、汚れが付きやすい点などデメリットも多いです。地域によってはガイナ塗装だけじゃ断熱や遮熱効果は微々たるもの。断熱材を使ったほうが、効果が高い場合もあります。ガイナ塗装を考えている方は取り扱っている業者に相談してみると地域性なども含めて合っているかなど相談に乗ってくれるでしょう。