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無機塗料って何?メリット・デメリットを解説!

公開日:2022/04/15  最終更新日:2022/03/23


無機塗料と聞いて、詳しく特徴をいえる方はあまり多くはいないのではないでしょうか。無機塗料は、外壁や屋根を塗装する際に聞くワードですが、どのようなものなのでしょうか。ここでは、外壁塗装を行う前に知っておきたい、無機塗料の特性、無機塗料を利用するメリット・デメリットについて解説していきます。

無機塗料の特徴

無機塗料を理解するためには、まず有機塗料との違いを知る必要があります。

簡単にいうと、有機塗料は「有機」の名前が示すように、生物が由来の塗料です。塗料は多くの原料を使用して構成されています。塗料の元となるウレタン、アクリルなど石油を原料とする樹脂成分、エタノール、トルエンなどの樹脂成分などを捉えて滑らかに広げる役割を持つ溶剤、液だれ、艶消し、塗膜保護、消泡を目的にする添加物、塗料につける色を出すための顔料が主な成分です。これらの成分は、植物、動物、元は生物の化石である石油などの有機物から作られます。これらは、生物や生物の死骸から人間が利用しやすいように精製したものです。

対して無機物は生物以外のものを指します。具体的には、水、空気、石などの鉱物を指します。「じゃあ、無機塗料は有機塗料とは逆に、水、空気、石だけを使って作られているんだ」と思うかもしれませんが、それは違います。

水と石だけでは塗料を作ることができたとしても、壁や屋根に張り付かず、流れてしまいます。塗料はその場に留まり、その性能を保持し続ければ意味がありません。無機塗料は正確に表現するなら、有機塗料に無機物を混ぜた塗料というべきでしょう。そのため塗料自体の耐用年数は、もとになる有機塗料の材料によることになります。

無機塗料を利用するメリット

それでは無機塗料には、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。これも有機塗料との違いをもとに解説します。有機塗料は上記の通り、生物から精製されたものです。皆さんは、生物が死んで放っておくとどうなるか知っていますか。答えは分かりやすくいえば、空気、紫外線、他の生物、水などにより、目に見えないレベルまで分解されます。要するに、生物はその存在を長きにわたって保持することが難しく、時間と共に劣化するものなのです。

対して、無機物は岩、石などが水によって形を変えることはあっても、存在そのものが分解、変化することはありません。これを塗料に応用したのが無機塗料になります。塗料は、常に紫外線や汚れ、ほこり、水などにさらされます。無機物を塗料に混ぜることで、表面や内部構造が劣化するのを防ぐことができます。

また、無機物は水と相性がよく、塗料としては汚れを水で洗い流す働きを持ちます。「自動お掃除」とまではいきませんが、有機塗料と比較して汚れが付着しにくく、メンテナンス周期を伸ばすことができます。燃えにくいのもメリットです。原料が有機物である有機塗料は燃えるものの塊です。対して無機塗料は鉱物を含んでいるので、比較的燃えにくくなっています。上記のことから、無機塗料は非常に優秀な塗料といえます。

無機塗料を利用するデメリット

多くのメリットを持つ無機塗料ですが、デメリットもあります。

まずは、価格が高いことです。なぜ価格が高いのか。その理由は、無機塗料が有機塗料に無機物を混合して作られているため、その分の費用と、無機物を安定させるためにさらに必要な成分を添加しなければならないためです。

また、無機塗料といってもその性能は商品によって大きなばらつきがあります。有機塗料に混ぜる無機物の量に決まった規定があるわけではありません。性能試験も各社バラバラに行っているので比較が難しいという現状があります。

有機塗料と比べて充分な性能を発揮させるための扱いが難しいのもデメリットです。扱いが難しいということは、職人や業者の腕によって塗料の性能が変わってしまうことを意味します。それにも関わらず、一般住宅の外壁や屋根工事には専用の資格が必要ないのが現状です。無機塗料は、製品の特性や性質、攪拌時間、乾燥時間などを熟知した上で適切な施工をしないと意味がありません。

たとえば外壁に塗装をする際、下地材を塗る必要があります。この下地材は無機塗料を塗る場合には、無機塗料を適切に定着させるため種類が限定されます。このことを知らずに、あるいは知っているにも関わらず適合しない製品を使うと、塗料が剥がれたり、劣化が早くなったりすることがあります。

このようなことから、高価な無機塗料を施工する際は、信頼できる製品、経験豊富で信頼できる業者に依頼することが絶対条件なのです。悪徳業者の中には、メンテナンス周期は基材となる有機塗料によって異なるにも関わらず、「無機塗料ならメンテナンス周期が長くなるので、高くても選んでおいた方がいいですよ」と比較対象を提示せずにいったり、素人目には有機塗料と無機塗料の違いが分かりにくいことをいいことに「見積もりでは無機塗料の料金を表示し、実際に塗ったのは有機塗料だった」なんてことをしたりする業者もありますので注意しましょう。

 

無機塗料の特性、無機塗料を利用する際のメリット、デメリットについて解説してきました。無機塗料には多くのメリットを持つ反面、デメリットもあります。自身の家の状況、メンテナンス周期、費用などを考慮して適切な塗料を選ぶようにしましょう。塗料の特徴については、業者のいうことを鵜呑みにすることなく、比較・検討することが重要です。こちらで紹介した内容を、塗料を選ぶ際の参考にしてください。

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