外壁塗装でよく聞くコーキングとは何か
外壁塗装において欠かせない作業のひとつがコーキング作業です。建物の外壁には、さまざまな隙間があり、そこからの水漏れや風の侵入を防ぐために、コーキングは重要な役割を果たしています。そのため、適切なコーキング材を使って隙間を埋めることが必要です。本記事では、外壁塗装でよく聞くコーキングに焦点をあて解説します。
コーキングについて
コーキングとは、外壁に生じたひび割れや外壁材同士の隙間、窓枠の縁などにコーキング材を注入し、隙間を埋める工事のことを指します。この工程は、建物の気密性や防水性を高めるために欠かせません。シーリングとも呼ばれますが、呼び方が違うだけで同じ意味です。基本的には、外壁を新しくしたい場合でも外壁の補修をおこなう場合でも、コーキング工事は必要です。
なぜなら、外壁に隙間があると雨水や風が建物内部に侵入し、建物の劣化や雨漏りの原因となるからです。コーキング工事には専用のコーキング材が使われ、外壁の素材や状態に合わせて適切な材料が選ばれます。また、コーキング工事の不備があると、雨水や風が建物内部に浸透する恐れがあります。とくに雨漏りは建物の構造に深刻な損傷を与える可能性があるため、適切なコーキング工事が大切です。
また、コーキング材の劣化や剥がれが起こると、再度隙間が生じる恐れがありますので、定期的なメンテナンスも必要です。
このように、外壁のコーキング工事は、専門の技術と経験を要する作業です。適切な素材選定や施工技術の確保が必要です。建物の外壁を守り、快適な居住空間を保つためにも、信頼できる専門業者に依頼することが重要です。
外壁塗装の際にコーキングしておくべき場所
こちらでは、外壁塗装時にコーキングしておくべき場所や、外壁塗装時にコーキングも一緒に打ちかえたほうがいい理由について述べていきます。
外壁塗装の際にコーキングしておくべき場所
まず、壁材の目地部分は水が侵入しやすい箇所なので、ここにはしっかりとコーキングする必要があります。また、窓やドアの開口部まわりも同様に水が侵入する可能性が高いため、こちらもコーキングが必要です。
さらに、軒天やダクト周りなどの特に水がたまりやすい箇所もコーキングでしっかりと防水処理する必要があります。
外壁塗装とコーキングの打ちかえは一緒におこなうべき
外壁塗装とコーキングの打ちかえは一緒におこなうのがおすすめです。外壁塗装時には足場を組んで作業することが一般的ですが、コーキング作業も足場が必要となります。同時におこなうことで、作業効率が向上し、時間的にも経済的にも無駄がありません。また、一度で一気にメンテナンスするため、次回のメンテナンスの計画もたてやすいでしょう。
以上のことから、外壁塗装時にすべてのコーキングを打ちかえることで、建物の防水性や気密性をしっかりと保つことができます。建物の耐久性を高め、メンテナンスの頻度を減らしましょう。
塗装の上からコーキングできる?
塗装の上からコーキングをおこなうことは可能ですが、その際にはいくつかの点に留意する必要があります。
まず、塗装前にコーキングを打ちかえる「先打ち工法」と、塗装をおこなったあとにコーキングを打ちかえる「後打ち工法」のふたつの方法が存在します。
塗料メーカーは後打ち工法を推奨しています。理由は、コーキングの上に塗料を重ねると、コーキングが伸縮する動きに対して柔軟性のない塗料は対応できず、ひび割れが生じる可能性があるからです。ただし、ひび割れは見た目に美しくないだけで、コーキングの性能が落ちるわけではありません。
しかし、コーキング自体の性能劣化をなるべく緩やかにするためには、後打ち工法が適しています。また、現在の外壁の状態や使用する塗料の性能などを考慮したうえで、専門業者と相談し工法を選ぶことが重要です。
さらに、塗料は遮熱効果の高いものが主流であり、コーキングにも遮熱性の高い塗料を重ねることで、コーキングの劣化を最小限に抑えることができます。ただし、コーキングの素材や性能によっては、塗料との相性に問題が生じる可能性もあるため、専門家のアドバイスを受けましょう。
塗装の上からコーキングをおこなう場合でも、適切な工法と素材の選定が重要です。外壁の状態や地域の気候条件などを考慮し、専門業者と相談して最適な施工方法を選択することが、耐久性や美観を保つ上で重要です。
まとめ
コーキングは外壁塗装に欠かせない工程であり、隙間やひび割れを埋めることで建物の気密性や防水性を高めています。塗装前におこなう「先打ち工法」や、塗装後におこなう「後打ち工法」を選択する際には、外壁の状態や使用する塗料との相性、地域の気候条件などを考慮して、専門業者と相談することが重要です。
適切な工法と素材を選定し、丁寧な施工をおこなうことで、外壁の耐久性や美観を確保できます。建物のメンテナンスにおいても、定期的なコーキングのチェックと補修をおこなうことが重要であり、専門家のアドバイスを受けながら適切な対策を取ることが大切です。