外壁塗装工事前の近隣挨拶は必須?挨拶時のポイントについても解説!
自宅の外壁塗装工事を行う際、近隣へ挨拶するかどうか悩む方がいます。無用なご近所トラブルを避ける意味合いでも、工事前に挨拶するのがベターです。本記事では、外壁塗装工事を控えている方向けに、近隣挨拶のポイントや挨拶のときに渡す手土産について解説していきます。
外壁塗装工事前の近隣挨拶は必須?
外壁工事を行う前、必ず近隣挨拶に行きましょう。工事前の挨拶は、ご近所トラブルを回避することにつながります。挨拶なしで工事が始まってしまうと、業者が何人も出入りしたり、急に大きな音が鳴ったりと、近隣の人を驚かせてしまうでしょう。あらかじめ挨拶をしておくと、お互いに気分よく過ごすことができます。今後の関係性を考えると、工事前に挨拶するべきです。
外壁塗装工事前の近隣挨拶のポイント
塗装工事前に挨拶に行く際に気を付けるポイントを解説します。
一週間前までに挨拶しましょう
近隣への挨拶のタイミングは、工事開始の一週間前がおすすめです。工事にともない、一時的に車を移動してもらったり、建物が隣接している場合には足場を組み立てるときに敷地を借りたり、お願いごとをしなければならないときもあります。事前に内容を伝えてあれば、相手も心構えをすることができるのです。また、工事について専門的な内容の質問をされた場合でも、一週間あるので業者に確認して回答することができます。
対面挨拶は向こう3軒両隣と裏3軒
自宅から見て向かいの3軒と両隣、さらに裏の3軒には直接挨拶に行きましょう。もし不在の場合は挨拶状を入れておくことで好印象を持たれます。また、留守の可能性が高い場合にも、インターフォンを鳴らしておくと、訪問者の映像が残る機種もありますので、鳴らしてから挨拶状を入れておきましょう。相手の生活パターンを把握している場合は、その時間帯に合わせて訪問するとよいです。一般的には土日や平日の17時以降は在宅であることが多いでしょう。
手土産があると好印象
粗品は必ず用意しなければならないわけではありませんが、あればよりよい印象を与えることができます。ただし、外壁塗装工事の場合は、高価な手土産を用意する必要はありません。150円~300円ほどの日用品を渡すとよいでしょう。ギフトショップなどでラッピングしてもらい、挨拶状とともに渡します。のし紙は必須ではありませんが、つける場合は「ご挨拶」と書かれたものを用意してください。近隣の方が礼儀に厳しい場合は、のし紙をつけておいたほうが無難です。
近隣の方にお願いする内容
挨拶に行った際に、近隣の家財や車を守るためにいくつかお願いをしておきましょう。まず塗装工事の初めに高圧洗浄を行います。その際に近隣の洗濯物が汚れないように、洗濯物は部屋干ししてもらうようにお願いしておくべきです。
また、塗料飛散防止のカーシートを業者が用意するので、配布して掛けてもらいます。置物や植物などの家財には養生をさせてもらうように頼みましょう。事前に高圧洗浄の日を伝え忘れてしまうと、洗濯物がドロドロになってしまい、ご近所トラブルにつながりかねません。挨拶の際に相手が留守だった時には、挨拶状に大切なお願い事を記載しておきましょう。
挨拶は塗装業者と行くのがベスト
近隣挨拶に伺った際、相手から工事の詳細について聞かれることがあります。たとえば、「足場がどれくらい近づいてくるか」「塗装工事の期間はいつまで」「塗料の臭いはどれくらい」など、塗装業者でないと分からないことがあるのです。塗装工事に慣れた業者なら、具体的に回答することができます。あらかじめ注意事項も伝えてくれるので、業者と都合が合うときは、一緒に挨拶についてきてもらうとよいでしょう。
近隣住民の情報を業者に伝えておく
小さな子どものいる家庭や礼儀に厳しい住民が住んでいるなどの情報は、業者に共有しておきましょう。現場で作業する職人もトラブルを回避できるので安心です。通りすがりの住民への挨拶を普段よりも意識的にしたり、車の出入りの際に気を付けたりすると、トラブル防止の対処法を考えてくれます。
挨拶状は音が届く範囲まで
塗装工事の挨拶状は、向こう三軒両隣以外にも配っておきましょう。足場工事や高圧洗浄の日は特に大きな音が出ますので、挨拶状をポストに投函しておくのがおすすめです。その際、わざわざインターフォンを押して対面で話す必要はありません。距離の離れたお家への挨拶状は、工事のお知らせのみ記載し、家財の養生などに触れる必要もないでしょう。
また、挨拶状には工事期間を具体的に記載しない方が無難です。雨で工事が遅れたり、追加工事などで延期したりする可能性もあるので、期日は含みを持たせておきましょう。
外壁塗装工事前の近隣挨拶でおすすめの粗品
挨拶の際に手土産を渡す際は日用品がおすすめです。相場は150円~300円程度。中でもおすすめの粗品は、洗濯用洗剤です。とくに両隣のお宅には、一時的に部屋干しをお願いすることになるので、使いきりサイズの洗濯用洗剤を渡すといいでしょう。また、入浴剤もおすすめの粗品のひとつです。塗装工事中は臭いが気になる住民もいるかもしれません。入浴剤を渡すことで、お風呂でリラックスしてほしいという気持ちが伝わることでしょう。
まとめ
本記事では、塗装工事前の挨拶について注意するポイントを紹介しました。塗装工事中は大きな音が出たり、塗料が飛んでしまったりする恐れがあるので、事前に近隣の方に伝えておくことでトラブルを回避できます。工事期間は数週間ですが、その後も家には住み続けるので、今後もご近所の方と良い関係性を築いていくためにも、外壁塗装工事の前には近隣へ挨拶に行きましょう。